だれもいない森の奥で、今年生まれのガマガエルの子にであいました。しっぽがとれて間もないおちびさんですが、ノッシノッシと歩く姿は大人顔負けの堂々たるものです。「ねぇ、こんなところへ何しに来たんだい?」カエルの子はじっと私を見つめました。
「ちょっと探検にね」私はにっこり笑って答えました。
「ふぅーん」ガマは鼻をヒクッと動かすと、そのまま私の横を通り過ぎて行きました。
(相原町 大地沢にて)
京王高尾山口〜大地沢〜相原駅〜京王多摩境駅までのお散歩 TIPS
大小さまざまな石が楕円形に並んだこの遺跡は、縄文時代後期中頃から晩期中頃にかけてつくられたそうです。今では住宅街の中庭みたいな草はらですが、むかしはこの場所から境川を見下ろし、遠くには丹沢の峰々を一望できたといいます。今でもここからは冬至の夕陽が丹沢の最高峰、蛭が岳の頂上に沈むのを眺めることができるそうです。この場所に立って、何千年も昔の人々がなにかとても重要な儀式をしているようすを想像してみると、ちょっとワクワクしてきます。