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「玉のよこやま」アート&ウォークイベント

◎ガイドウォーク
 ◆11月22日(土)
道開き「ミコシ」ウォーク(費用300円 50名)
♥京王線 高尾山口を出発し、尾根を超えて相原まで歩くウォークングです。
 ・健脚向き
 ・8:15分高尾山口駅前集合 9:00〜15:30頃まで

◆11月23日(日)
コンサートウォーク(費用300円)
当日9:45まで相原駅西口本部にて参加受け付けます。
♥ウォーキングのあと家政大ホールへ。東京五美術管弦楽団などのコンサート見学。芸術の秋満喫コースです。
 ・自然観察コース(10:00 JR相原駅集合 50名)
 ・文化巡りコース(10:00 JR相原駅集合 200名)
※午前中のみの参加も可

◆11月24日(月振休)
相原ぶらりお茶会ウォーク(費用500円 各コース50名)
♥相原町を巡り、由緒ある清水寺でお茶会を楽しみましょう
 ・集合JR相原駅 
 ・①12:00出発、②13:00出発、③14:00出発

問い合わせ先:☎080-6658-4238(実行委員会事務局)

2008年9月23日火曜日

帽子花

 あまりに身近すぎて、いつもは気にもとめず通り過ぎてしまう花ですが、よく観てみるとけっこうユニークな形をしています。
 あれ?そういえばツユクサの花びらって何枚あるのかしら?雄しべは何本?雌しべはどれ?そして花の中にまた違う花が咲いているようだけど、これ、なにかしら・・・
 子どもの頃からさんざん目にしているはずなのに、改めてじっくり眺めてみると意外にわからないものです。
 あとで調べてみると、ツユクサの花びらはブルーが2枚、小さくて下向きについた白が1枚の、合計3枚であることがわかりました。1本の雌しべを挟むように下向きに長く突き出している2本が雄しべです。黄色い花型は仮雄しべと呼ばれ、これも花粉を出します。ですがこの仮雄しべの役割は受粉ではなく、花に集まってくる昆虫達の食料庫なのではないかと考えられているそうです。
(相原町にて)

2008年9月22日月曜日

にらめっこ

 草原に寝転んでいたら、ハラビロカマキリの子どもがやってきました。じっとこちらをにらんだまま動きません。私もじっとカマキリの子を見つめます。陽に透けた黄緑色の体がとてもきれいです。にらめっこはしばらく続きましたが、結局私が我慢できずに起き上がってしまいました。怖がる風でもなく、カマキリはゆっくりと草むらに姿を消していきました。
(八王子市にて)

2008年9月10日水曜日

毒をリサイクルするヘビ

 足下で何か動く気配がしました。探してみると、ヤマカガシの子が草むらから頭だけのぞかせて、じっとこちらのようすをうかがっていました。「やあヘビ君!」と声をかけたとたん、蛇は一目散に逃げて行ってしまいました。まったく、いつ遭ってもよそよそしくてツレない動物です。
 ヤマカガシに猛毒があると判明したのは1972年だそうですから、ほんの最近のことだといえます。デュベルノワ腺という毒を出す器官が口の奥にあることと、性質がおとなしいことから、長いあいだ無毒だとされていたのです。ところが去年、この蛇の頸腺という首の器官からも毒が分泌されることが発見されました。おもしろいのがこの頸腺に溜められる毒というのが、餌であるヒキガエルの皮膚から分泌される毒のリサイクル品だということです。ガマの油をリサイクルするヘビ・・・なんだかどこかのスポーツ新聞の見出しみたいです。(相原町にて)

2008年9月9日火曜日

タマムシ色の謎

「玉のよこやま」の玉とタマムシのタマ、二文字だけ同じです。写真のタマムシは8月の終わり頃、高尾町で見つけました。昔はタマムシを箪笥にしまっておくと着物が増えるとか、小金持になれる、なんて言われていました。実は私も子どもの頃からウン十年ものあいだ、この虫を箪笥の中にしまっておいたことがあります。けれど、残念ながらこの言い伝えの真偽については未だ解明に至っておりません。得てして簡単そうに思える謎解きほど時間と労力がかかるものです。(高尾町にて)

2008年9月8日月曜日

がまちゃん

 だれもいない森の奥で、今年生まれのガマガエルの子にであいました。しっぽがとれて間もないおちびさんですが、ノッシノッシと歩く姿は大人顔負けの堂々たるものです。
「ねぇ、こんなところへ何しに来たんだい?」カエルの子はじっと私を見つめました。
「ちょっと探検にね」私はにっこり笑って答えました。
「ふぅーん」ガマは鼻をヒクッと動かすと、そのまま私の横を通り過ぎて行きました。
(相原町 大地沢にて)

2008年9月6日土曜日

田端のストーンサークル

 大小さまざまな石が楕円形に並んだこの遺跡は、縄文時代後期中頃から晩期中頃にかけてつくられたそうです。今では住宅街の中庭みたいな草はらですが、むかしはこの場所から境川を見下ろし、遠くには丹沢の峰々を一望できたといいます。今でもここからは冬至の夕陽が丹沢の最高峰、蛭が岳の頂上に沈むのを眺めることができるそうです。この場所に立って、何千年も昔の人々がなにかとても重要な儀式をしているようすを想像してみると、ちょっとワクワクしてきます。
 遺跡が発掘される前、この場所は畑でした。ここの畑ではゴボウやダイコンの先が曲がってしまう、という地主さんの話がこの遺跡発見のきっかけになったそうです。
(小山町 田端遺跡にて)

2008年9月3日水曜日

諏訪神社のマメヅタ

 どうしてわざわざ狛犬のお尻なんか写したの?と不思議に思われたことでしょう。
 でも、大事なのは狛犬じゃなくて、その台座なんです。よく観てみると、なんだかプクプクした枝豆みたいなものがたくさん岩にへばりついています。実はこれ、マメヅタといって、れっきとしたシダの仲間です。こんなふうに、岩や木にくっついて生活することを、着生といいます。とくに珍しい植物ではありませんが、こんなところでみつけたりすると、なんだかちょっと風情があるなぁ、と見入ってしまいます。(相原町 諏訪神社にて)

2008年9月2日火曜日

マルバノホロシ

 8月の下旬ごろから小さな紫色の花を咲かせ、緑色の実は相原の森に霜が降りるころ、真っ赤に色づきます。この花の近くに小さなタヌキの足跡がありました。おもしろいことにマルバノホロシの花言葉は「だまされない」なのだそうです。(相原町 大地沢にて)